

使いやすさとコストダウンを同時に実現すること。
困難だけれど、アイデアでクリアしたいのです。
困難だけれど、アイデアでクリアしたいのです。
当社の八本松工場は、主に自動車用検査具の設計と製作を行っているのですが、ここで私は設計を経験した後、現在は仕様決めの部分を担当しています。メーカーさんと打ち合わせし、現場の設計担当に橋渡しするといった仕事ですね。
メーカーさんとの打ち合わせは、コストや精度、カラーリングといった内容になるのですが、おつきあいも長いので、過去の開発実績を参考にしながら、かなりの部分をあうんの呼吸で決められるようになってきています。
さて、そんな中で私が検査具の仕様決めの際に重視しているのが「操作性」です。私たちの設計・製作した検査具が、実際に使う人にとって本当に使いやすいものであってほしいですから。たとえば検査具に部品をセットして測定を行うとき、ある部分が干渉して操作しにくいことがままあるわけです。その干渉する部分を外せるように設計しておくわけですね。ただ、その分製造コストがかかるので、なんとかいい方法はないか、と。仕様決めを行う際には、設計の担当者を交えて、アイデアを出し合います。
自動車は何万点という部品の集まりで、その部品の多くのものには製造の精度を測定するための検査具が必要です。そして、その検査具も仕様次第で使いやすくもなり、使いにくくもなります。裾野の広い自動車業界にあって、一般にはなじみの薄い仕事かもしれませんが、私にとっては本当にやりがいのある仕事です。
メーカーさんとの打ち合わせは、コストや精度、カラーリングといった内容になるのですが、おつきあいも長いので、過去の開発実績を参考にしながら、かなりの部分をあうんの呼吸で決められるようになってきています。
さて、そんな中で私が検査具の仕様決めの際に重視しているのが「操作性」です。私たちの設計・製作した検査具が、実際に使う人にとって本当に使いやすいものであってほしいですから。たとえば検査具に部品をセットして測定を行うとき、ある部分が干渉して操作しにくいことがままあるわけです。その干渉する部分を外せるように設計しておくわけですね。ただ、その分製造コストがかかるので、なんとかいい方法はないか、と。仕様決めを行う際には、設計の担当者を交えて、アイデアを出し合います。
自動車は何万点という部品の集まりで、その部品の多くのものには製造の精度を測定するための検査具が必要です。そして、その検査具も仕様次第で使いやすくもなり、使いにくくもなります。裾野の広い自動車業界にあって、一般にはなじみの薄い仕事かもしれませんが、私にとっては本当にやりがいのある仕事です。

広島県呉市出身。広島県国際学院大学機械工学部を卒業した後、第一技研入社。入社と同時に八本松工場へ配属、現在に至る。30歳。
